
Kurt Austin は Indianapolis を拠点にした Catalyst Records の創設者で、Birthright と Risen のメンバーでもあった。Carmel で育ち、生まれた直後は Westfield のトレーラーに住んでいた時期があった。観客として関わるだけでは足りず、まず Catalyst というジンを始め、そこからレーベルを始めたと話している。最初期のリリースには Lafayette の Advance があり、Maximum Rock and Roll に広告も出していた。Kurt Austin は、自分は理想主義者で、Catalyst を音楽だけでなく、ヴィーガニズム、ストレートエッジ、そのほかのより広い進歩的な問題に結びついた場として保ちたかったと話している。レーベルを金儲けの仕組みにしたかったわけではないとも述べている。
Kurt Austin が最初に本格的にやったバンドは Jack Hammer だった。Jack Hammer は金属質の影響が強いハードコアで、Carcass や Bolt Thrower の影響を受けたメンバーがいた。Jack Hammer は地元だけでなく、Lafayette、Bloomington、Dayton、Detroit、St. Louis でも演奏していた。そのあと、自分の考えをもっと前に出したバンドをやりたいと思い、Birthright を始めたと話している。Birthright の最初の作品も Catalyst から出した。Birthright は最初はストレートエッジのバンドとして始まり、その後、はっきりとヴィーガン・ストレートエッジのバンドになった。
Kurt Austin は Earth Crisis の最初のアメリカ・ツアーでベースの代役を務めていた。その経験が、Indianapolis から動物の権利とヴィーガン・ストレートエッジの立場を前面に出したバンドを本気でやるきっかけになったと話している。Indianapolis 周辺の場面については、Carmel の仲間と North Central の仲間が混ざり、Split Lip が大きくなるにつれてライブも大きくなり、場面全体が雪だるま式に広がっていったと振り返っている。Birthright の初期には Sitcom で小さな地元のライブをしていた。Kurt Austin は長く内向的で、人前に立つことに慣れておらず、客席に背を向けて歌っていた時期もあったと話している。
Kurt Austin は Birthright のライブでは毎回、曲が何を扱っているかを話していたと述べている。曲はそれぞれ特定の題材を持っていて、その 1 つが動物の権利だった。Kyle Long は Ascension を動物の権利を扱う曲として取り上げ、Kurt Austin に説明を求めている。Kurt Austin は、やがてその時が来る、俺たちの潮目は上がる、という一節を引きながら、この曲は粘り強さの歌だと説明している。自分たちには物事を変える力があり、自分たちを取り巻く世界を変える力があり、世界に変化を起こすために必要なことをやる、そのことを歌った曲だと話している。
Barricada #2 由来のチェコ語掲載面では、Ascension の中に入っている、俺たちは何を求める、動物解放だ、いつ求める、今だ、という掛け声について、それが本物のデモの録音かと問われ、そうだと答えている。問いの部分は元 Birthright のギタリストが叫び、答えは群衆が叫んでいると説明している。同じ掲載面では、Birthright はいくつかの動物の権利団体と協力し、バンドとして支援ライブを行い、抗議行動も定期的に行っていると述べている。Birthright という名前については、すべての生き物は尊重されるに値するという意味であり、自分の声、力、信念を他者の権利を守るために使うことでもあると説明している。
同じ掲載面では、Birthright は現在の編成に至るまで人の入れ替わりが続いたと話されている。Catalyst と Life Sentence Rec. の動物の権利支援オムニバス用に 2 曲を録る予定があり、さらにカバー 1 曲を含む 7 曲か 8 曲入りの CD も計画しており、録音は 1997 年 4 月か 5 月を予定していると説明されている。ヨーロッパにはまだ行っていないが、夏か秋には行ければと思っているという発言もある。Indiana の場面については、小さいが動きがあり、広がりつつあると説明されている。政治的に活動しているヴィーガンが多く、その多くがストレートエッジで、地元には Birthright と Drown の 2 つのストレートエッジ・バンドがあるとされている。周辺の名前として Extinction、Race Traitor、Firstborn、Invictus、Stream of Consicience が挙がっている。回答者は自分が Blindsided zine をやっており、Animal Defence League と Vegans For Life を手伝っていると述べている。Kurt については、シンガーであり、Catalyst Records をやり、ときどき Catalyst zine も出していると説明している。
同じ掲載面には、ストレートエッジは政治的な表明であり、酩酊と無知に依存した仕組みに対する拒否だという説明がある。そこでは、禁欲以上のものであり、ハードコアは音楽ではなく、音楽以上のものであり、言葉以上のものであり、友情以上のものであり、その背後にある理念、意味、信念に関わるものだという並びも出てくる。動物の権利抜きではストレートエッジの意味は小さくなるという趣旨の説明もある。中絶、性差別、ポルノグラフィ、フェミニズム、Hardline、直接行動についての受け答えもあり、その部分では、これはバンド全体の公式見解ではなく、自分個人の考えだと断ったうえで、中絶には反対、女性の権利は支持、性差別には反対、ポルノグラフィは人を辱めるものだという見方、Hardline には友人がいるが全面的に一致しているわけではないこと、効果があるなら直接行動を支持することが語られている。
1996 年の Book Your Own Fuckin’ Life 5 には Birthright の掲載があり、住所は 6256 Central Ave, Indianapolis IN 46220、電話番号は (317) 257-1193 になっている。紹介文は、政治と動物解放に焦点を当てた、知的で中速のストレートエッジ・ハードコアのバンドという内容で、詳しくは連絡してほしいと添えられている。Birthright の項目の少し前には、物販については連絡してほしいという一文もある。
同じ Book Your Own Fuckin’ Life 5 には BLINDSIDED COMMUNICATIONS も同じ住所、同じ電話番号で載っている。そこではヴィーガン・ストレートエッジのバンドと、薬物を使わない生活や菜食、ヴィーガンの生活を支持するバンドを専門に扱うハードコアの流通だと説明されている。取り扱いはレコード、CD、シャツ、ジン、ステッカーで、ライブの手配もできると書かれている。BLINDSIDED FANZINE も同じ住所、同じ電話番号で載っており、内容はヴィーガン・ストレートエッジ、政治、インタビュー、個人的な文章とされている。第 2 号には Earth Crisis、Snapcase、Doughnuts のインタビューがあり、第 1 号は Heartattack で高く評価されたと書かれている。第 3 号は 1996 年春に Falling Down、Strife、Planned Parenthood などを載せる予定とされている。Birthright、BLINDSIDED COMMUNICATIONS、BLINDSIDED FANZINE が同じ住所、同じ電話番号が確認できる。
Barricada #1 はストレートエッジのジンとして説明され、Barricada #2 は 1998 年のパンク/ハードコアのジンとして説明されている。そこでは、第 2 号の掲載対象の 1 つとして Birthright があり、表記は Kurt Schroeder of Catalyst recs となっている。ストレートエッジだけを唯一の軸にするのではなく、人間、動物、自然に加えられる悪に対して、同じバリケードの上で一緒に闘うことが書かれている。第 2 号については、ストレートエッジだけに閉じず、もっと大きな下位文化全体に開いたジンとして作られたと説明されている。
Catalyst Zine 3 では、Split Lip の再結成や近況、Everlast、Gadje、Birthright の最近または今後の動き、ライブの連絡先、More Than Music Fest、Militant Records などを扱っているとされている。
Kurt Austin は、Birthright が終わったあとに Risen を始めた。Birthright でも Risen でも人の入れ替わりは多かったと振り返っている。Risen の初期には Birthright 用に書いた曲を少し変えて使ったものもあり、Birthright は全体に中速の曲が多かったが、Risen はそれより速くて重かったと話している。Risen は西海岸を回り、ヨーロッパにも 2 回か 3 回行き、日本でもツアーをした。Risen は Birthright ほど Indianapolis の地元場面と密接ではなく、その頃には地元の場面自体も、以前とは違う型のハードコアへ移っていたとも話している。
x ascension x
visions of destruction, by the realities of our insanity,
破壊の幻影、すべての夢は我々の狂気の現実によって打ち砕かれる、
as we drown this world in our greed.
我々の貪欲がこの世界を溺れさせるにつれ。
i can only hope this does not end in defeat as i mourn an existence that has never been and may never be as you profane all i believe
おまえが俺の信じるすべてを冒涜する中、俺はかつてなく、そしておそらく永遠に実現することのないであろう存在を悼みつつ、これが敗北で終わらないことをただ願うばかりだ
ascension
上昇
there will come a time, our tide will rise
やがてその時が来る、我々の勢いは高まっていく
with a higher law and a higher cause, there is a higher law, there is a higher cause…
より高き法とより高き大義があり、そこにはより高き法があり、より高き大義がある…
touched by the hand of humanity, every-thing crumbles to dust.
人類の手に触れれば、あらゆるものは塵と化す。
out of selfishness and greed
利己心と欲から
we lurve transformed this world into a place of unending suffering.
俺たちは、この世界を果てしない苦しみの場へと変えてしまった。
taught the ways of the oppressor since birth, tak-ing incessantly, giving giving nothing but pain in return.
生まれてからずっと抑圧者のやり方を教え込まれ、絶えず奪い続け、その見返りとして痛みしか与えなかった。
this cycle of abuse must be broken, to return the balance of nature,
この虐待の連鎖を断ち切り、自然のバランスを取り戻さなければならない、
to reduce this lie to ashes, self-liberation is earth lib-eration is animal liberation is human liber ation, they are all the same, all struggles are one.
この嘘を灰と化すために、自己解放とは地球の解放であり、動物の解放であり、人間の解放である。それらはすべて同じものであり、あらゆる闘いは一つなのだ。






