
Dead Blue Sky の Beneath the Autumn Sun について、いちばん強い資料は、Goodlife Recordings の The Paper #8 に載った Andy Dwyer のインタビューである。Andy は、この曲が自分にとって最も個人的な曲だと話している。歌詞については、自分たちの人生について書いており、メンバー全員が歌詞を書くか、何らかの形で関わるとも述べている。Beneath the Autumn Sun について Andy は、書いた当時、自分は本当にひどい恋煩いの状態にあり、自分をひどく嫌いながら、同時に手の届かない何かを強く愛していたと説明している。この曲を聴くと、陰鬱で雨の多い、ひどい日々を思い出し、何かを強く握りすぎないことを学んだ時期を思い出すとも話している。最後に、人生は時にどうしようもないものだとも言っている。
Andy は、歌詞の作り方についても触れている。歌詞は自分たちの人生について書かれており、その都度、誰かが書くか、何らかの形で加わることで新鮮さを保っているという話である。気分が悪くなるような感覚から、何かの側面に深く恋をするところまで、自分たちはそうした心の中の情景を言葉にしていく、と説明している。Beneath the Autumn Sun についての発言は、この話の中で出てくる。
Andy は Dead Blue Sky の音について、単にメタル好きが集まってこうなったのではなく、自分たちは暗くて強い音楽をやりたかったのだと話している。大きく荒々しい音楽を聴き続けていると、その力や、自分自身の感情や経験に近いものを表現する働きに価値を感じるようになるとも述べている。自分にとっては、そうした感情のいくつかは、本当に大きくて暗い音でしか表現できないという話である。
政治的な歌詞についての問いに対して、Andy は、政治的なメッセージにはそれが必要とされる場があるとしたうえで、自分たちの音楽には合わないと話している。自分たちの曲に政治的な言葉が乗ると滑稽になるとも言っている。音楽の中で政治的な意見を表すこと自体は肯定しつつ、自分たちはそこから離れてきたとも話している。自分たちは、きれいな花みたいなことを書くのが好きだとも言っている。Beneath the Autumn Sun を含む歌詞は、政治的主張ではなく、個人的な体験や感情の側にある。
The Paper #8 では、アルバム期の編成も Andy 自身の言葉で説明されている。Aaron Hiser はギター、Josh Conway もギターで、あの高い歌を歌う。Andy は、Josh の高い歌は女性の声と勘違いされることがあるが、本人はちゃんと男だと冗談まじりに話している。Matt Mellinger はキーボードで、音楽に暗さを加えている。Alex Vernon はフルレングスのドラムを録音したが、長く一つのことを続けられず、インタビュー時点ではもうバンドにいない。Kevin Schindel はベースで、Andy 自身はスロート・ボーカルを担当している。Andy 以外のメンバーは Dayton, Ohio の側から来ているとも話している。
アルバム制作の経緯についても、Andy はかなり具体的に話している。新作に 3 年かかったと聞かれて、実際にはそのあいだずっと作っていたわけではないと答えている。作曲には 1 年もかからず、録音は数か月、ミックスを整えるのにもさらに時間がかかったという説明である。そこにはレーベル側の問題、シーンまわりのくだらないごたごた、反応の遅さ、自分たちがレコードから離れていた時間、Reduced to Whisper 後のラインナップ再構築が重なっていた。現在のラインナップが固まり、全部が正しいと思えた時点で録音したという話になっている。
The Paper #8 の最後で Andy は、このあと何をするのかという問いにも答えている。ドラムで助けてくれる人がおり、また曲を書いていること、ツアーや海外での活動を進めたいこと、アルバムを聴いた人が何らかの形で受け取ってくれることを願っていること、新しいものを出したいと思っていることを話している。
同時代の受け取られ方は、HeartattaCk 32 の 2001 年 9 月号レビューにはっきり出ている。Symptoms of an Unwanted Emotion は、官能的で大きな広がりがあり、とてもメロディーが強く、オペラ的な歌唱もある作品として書かれている。激しく突進する作りではなく、ゆるやかなうねりで引き込むとも書かれている。歌はしゃがれており、ギターはときどきざらつくが、全体としては落ち着いて聴くための作品として扱われている。音の仕上がりは良く、キーボードの重なり方もちょうどよく、憂いを抱えたときに合う作品だとも評されている。Andy の発言にある個人的で感情の側に寄った歌詞と、このレビューにあるメロディーの強さや陰りのある質感は、同じアルバムの中にある事実である。
アルバム発表後の動きとしては、Jags のライブ文字起こしが残っている。そこでは、メンバー変更があったこと、新しいキーボーディスト Greg と新しいドラマー Dave が紹介されている。さらに、この日のライブが CD が出てから最初のライブだという発言も出ている。The Paper #8 で説明されているフルレングス時点の編成と、発売後のライブ時点の編成がそのままではなかったことは、ここではっきりする。Jags では、CD を聴いた人への呼びかけ、まだ聴いていないなら買ってくれという冗談まじりの発言も残っている。発売後最初のライブの時点で、すでにメンバーの入れ替わりが起きていた。
Beneath the Autumn Sun について残る固有の事実は、Andy Dwyer がこの曲を自分にとって最も個人的な曲だと話していること、その背景にひどい恋煩いの時期、自分を嫌っていた感覚、手の届かないものへの愛着、雨の多い陰鬱な日々の記憶があること、そして Symptoms of an Unwanted Emotion が、作曲、録音、ミックス、レーベル側の問題、シーンまわりのごたごた、自分たちがレコードから離れていた時間、Reduced to Whisper 後のラインナップ再構築を経て形になったことである。同時代には、メロディーが強く、陰りのある作品として受け取られていた。発売後最初のライブの時点で、すでに編成変更が起きていた。
Beneath The Autumn Sun
Nothing I call love can clear away the clouds
愛と呼べるどんなものでも、この雲を晴らすことはできない
To see beauty, to live under the light of you
美しさを目にすること、おまえの光の下で生きること
Nothing I call love can clear away the clouds
愛と呼べるどんなものでも、この雲を晴らすことはできない
From this cold and rainy day
この冷たく雨の降る日から
Just like nothing but fear
まるで恐怖しか
Can keep me walking through these dreams
この夢の中を歩き続けさせるものがないみたいに
And as the scent of you fills my lungs
そして、おまえの香りが俺の肺を満たしていくにつれて
My mind is burned inside out
俺の心は内側から外側まで焼けただれていく
To see beauty once more
もう一度美しさを目にしたい
I see the world as full as you
俺にはこの世界がおまえで満ちているように見える
And when you’re gone I see only grey
そして、おまえがいなくなると俺には灰色しか見えない
Your smile makes my heart stand still
おまえの笑顔は、俺の心臓を止める
As alive as my trust is for you
おまえへの信頼がそうであるのと同じくらい鮮やかに
The greater my descent in your absence
おまえがいないと俺はどこまでも沈んでいく
I hear the rain outside and realize
外の雨の音を聞いて気付く
That I have yet to live under the light of you
俺はまだ、おまえの光の下で生きたことがないのだと
This loneliness stands between me
この孤独が俺と
And my own true happiness
俺自身の本当の幸福との間に立ちはだかる
As alive as I am outside
外側では生きているのと同じくらいに
A part of me dies when I hear your distant voice
おまえの遠い声を聞くたび、俺の一部は死んでいく
I can’t be saved if love can’t save me
愛が俺を救えないのなら、俺は救われない






