Time 2 Shine

E-Town ConcreteはNew Jersey州Elizabethから出たバンドで、ハードコア、メタル、ヒップホップを混ぜた音で1990年代後半のNJHCシーンに存在感を残した。

バンドは実際には1995年夏に始まっていたが、外向けには1996年開始として動いていた。Kenはそう話している。歌詞の冒頭に置かれた「1-9-9-6」はその表記に合わせてある。

1995年に録音したJust Move Itデモについて、当時のハードコアジン「In Effect」はこう書いている。「E-Town Concreteというバンド名からはあまり期待していなかったが、テープを聴いて少し驚いた。ハードコア寄りだが、ヒップホップの感触が確かにある。こういうバンドは普段好まないが、E-Town Concreteはなぜか最後まで聴かせてくれる。」これはデモの段階での外からの一次証言だ。

Time to Shineの曲の大半は、E-Town Concreteになる前から何年もかけて作られていた。Just Move Itデモのリフの中には、1993年から1994年に書かれたものもあった。その時点でメンバーの一部は15歳だった。KenはOne Life To Live以外のほぼ全曲を書いたとしている。

録音はSouth RiverのTracks Eastで行われた。使えた時間は10時間だけだった。Anthonyは、録音はライブで進み、誰かがミスをすると最初からやり直しになったと話している。終わるころには吐き気がして頭が割れそうだったという。Kenはこのアルバムを800ドルで録ったとしている。

アルバムのタイトルは最初からTime to Shineだったわけではなかった。1997年のIn Effectのインタビューで、DanはCDをBack Ta BasicsからCommitted For Lifeという題で出す予定だと答えている。同じ場で、自分たちは金がなく、いちばん貧乏なバンドみたいなものだとも言っている。Pleasurable Piercingsが全額出す話もあったが、話が進まなかった。

Back Ta Basicsとの契約は握手だけで進んだ。その後、アルバムが日本で勝手に流通していることがわかった。日本の流通会社から5000枚の追加注文の電話がKen本人に入り、そこで異常に気づいた。KenはResurrection AD Recordsの側に、差し止めの法的費用を負担してくれるならE-Townと契約すると話し、Cease and Desistが送られた後にResurrection ADへの移行が進んだ。1999年のJuice Magazine Pipeline 47号に掲載されたResurrection AD Recordsのバンドロスターには、E-Town Concreteの名前が入っている。

Anthonyは後年、Elizabeth出身の子どもを毎年一人選んで大学の学費を出すTime to Shine Foundationを立ち上げると話している。バンド名がそのまま財団名になった。

現在もE-Town Concreteは若い世代に届き続けている。Kenは、15歳のころに書いた曲が44歳になってもラジオでリクエストされているのは驚くことだと話している。

E-Town Concrete

Time 2 Shine

1-9-9-6, it began.

1996年、それは始まった。

Spawning a king, dawning a reign.

王の誕生、新たな時代の幕開け。

Learn to live with pain and you won’t complain.

痛みと共に生きることを学べば、文句は言わなくなる。

That which doesn’t kill you, only makes you stronger.

おまえを殺さないものは、おまえを強くするだけだ。

That which doesn’t kill you, only makes you wanna kill.

おまえを殺さないものは、ただ殺したくなるだけだ。

One day I’ll reign.

いつか俺は君臨する。

Now I’m getting mine by taking yours, Time 2 Shine.

今、おまえのものを奪って俺のものにする、輝く時だ。

All my life I hated those who had more.

生涯、俺はより多くを持つ者たちを憎んできた。

But now I’m getting mine by taking yours, Time 2 Shine.

だが今、俺はおまえのものを取り上げることで自分のものを手に入れる、輝く時だ。

Please excuse my fucked up attitude, but I don’t give a fuck about you.

俺のクソみたいな態度を許してくれ、でもおまえのことなんてどうでもいいんだ。