Baptism は E-Town Concrete の The Renaissance に入っている6曲目で、公開クレジットでは 2003年4月15日 の曲になっている。作詞は Anthony Martini、作曲は E-Town Concrete になっている。

歌詞の冒頭には、The day is mine、The night is also mine、Thou hast set all the borders of this earth という三行がある。Psalm 74:16-17 には、昼はあなたのもの、夜もまたあなたのもの、この地の境界を定めたのもあなたである、という内容がある。Baptism の冒頭は、その中の day、night、borders of this earth という語を近い形で使っている。歌詞はそのあと、自分に課された限界を信じないこと、嫌う連中への反発、今が自分の時だという宣言、失敗から学んだこと、火による洗礼をくぐったことへ進んでいく。

2003年3月のバンド・インタビューでは、曲作りはスタジオ以前から始まり、リフの持ち込み、ドラムからの出発、曲全体の持ち込みなど、やり方は一定ではないと説明している。全員が楽器を弾くので、全員が曲作りに関わるとも説明している。Mandibles については、前からあったコーラスのリフがあり、それをどう使うか分からないまま残っていたが、地下室でジャムしているうちに形になり、30分くらいで曲ができたと説明している。

この2003年3月のインタビューでは、The Renaissance とそれ以前の作品の違いとして、録音に時間をかけたこと、手を抜かなかったこと、以前の作品では急いでスタジオに入り、急いで出していたこと、このアルバムでは自分がやったこと全部に満足していることを説明している。前の作品では一曲の中にリフが多すぎたが、このアルバムではもっと要点に寄せた、焦点の合った曲になったとも説明している。そのうえで、それでも結局は E-Town Concrete だとしている。

バンド名については、15歳から16歳くらいの頃にバンドを始め、硬い名前が欲しくて Concrete にし、そこへ地元 Elizabeth, New Jersey への言及として E-Town を足したと説明している。そのあとで、2000年に Making the Band から出てきたポップ系のボーイ・バンド O-Town を引き合いに出し、後から O-Town が出てきて E-Town という名前の響きを台無しにした、と冗談で言っている。

Appetite for Distinction については、あるバンドが売れると、それに似たバンドをレーベルが次々に契約し、自分たちはそういう連中とは違うと示すために余計に戦わなければならなかった、その苛立ちから書いたと説明している。自分たちは何年もやってきたのに、そういう連中が先に契約されることへの反発、自分たちのほうが上だという飢え、そういう連中をまとめてディスする気持ちがそのまま入っているとも説明している。そこで hungry、starving という言葉もそのまま出てくる。

このインタビューには、入れ墨の一つがバンドの曲の歌詞で、自分に意味があると話す場面もある。そこでは、May the fire in my eyes light the way for me という一節が出てくる。

ほかの重いバンドと自分たちを分けるものについては、態度だとしている。自分たちのほうが他より上だと本気で思っていること、ほかのバンドより自分たちのほうが上だという言い方、自分たちが唯一の良いバンドだという言い方、ほかのバンドは嫌いだという言い方がそのまま出てくる。ラジオやテレビに流れている主流のものではなく、地下から出てくる新しいものの側にいること、その一方で自分たちも主流に行って変えていくことも話している。

2003年の Boston Phoenix で Anthony Martini は、E-Town Concrete が Limp Bizkit と同じ括りで見られないように聴いてもらうのが苦労だったと話している。Anthony Martini は、自分たちが育った地域は文化的に多様で、その環境が自然に音へ影響したこと、他のレーベルは音を変えるよう求めたが Razor & Tie は自由を与えたこと、rap-rock が流行していた頃には逆に自分たちは硬すぎると見られていたことも話している。Boston Phoenix の記事では、So Many Nights をピアノで書いたことも出てくる。

Anthony Martini は、E-Town Concrete がニュージャージー・ハードコアの中で独自のバンドとして伸びていったこと、自分たちの音と見た目が都市生活を反映していたこと、The Renaissance でバンドとしていちばん良い地点に達したこと、主流的な成功を逃したかもしれないことまで話している。E-Town Concrete は、nu metal 期に自分たちの、よりハードコア寄りの rap と metal を成立させるうえで障害があったことも振り返っている。その流れで Anthony Martini は、今ごろ自分が Fred Durst になっていてもおかしくなかったのに、と冗談まじりに言っている。

Baptism はアルバム発売前の 2001年7月25日 にはすでに演奏記録がある。setlist.fm の集計では 2026年4月時点で 48回 の演奏記録があり、直近記録は 2025年12月20日 になっている。2024年の平均セットにも入っており、2025年の Rutherford 公演と Brooklyn 公演でも演奏されている。

Schwegweb は Baptism をアルバムを支える代表的な曲の一つとして挙げている。Lambgoat は The Renaissance を、各曲がそれぞれ違い、rap、rock、hardcore を飛び越え、しかも以前よりよく書かれた作品として扱っている。

Baptism

The day is mine

この一日は俺のもの

The night is also mine

この夜もまた俺のもの

Thou hast set all the borders of this earth

汝はこの地のすべての境界を定めた

I’ve never been one to believe

俺は決して信じてる方ではなかった

The preconceived limit that’s set for me

その先入観が俺に課せられた決めつけの限界

Spit in the face of the haters as I march closer to victory

俺を嫌うヤツらの面に唾を吐きかけながら勝利へと歩みを進める

And my time is here, my time

そして俺の時はここにある、俺の時

And my time is now, now

そして今こそが俺の時だ、今こそが

That’s gods honest combine this with the knowledge that I’ve acquired

それは神に誓った真実で、これと俺が身に着けてきた知識との組み合わせろ

Learn from my mistakes

俺の失敗から学べ 

I’m baptized by fire, by fire

俺は火で洗礼された、火で

That’s gods honest combine this with the knowledge that I’ve acquired

それは神に誓った真実で、これと俺が身に着けてきた知識との組み合わせろ

I’ve had, I’ve had the ground fall from beneath my toes

俺は、自分の足元から地面が崩れ落ちるのを経験してきた

Scraped my knees on the concrete still I rose

コンクリートで膝を擦りむいて、それでも俺は立ち上がった

And my time is here, my time

そして俺の時はここにある、俺の時が

And my time is now, now

そして今こそが俺の時だ、今こそが

That’s gods honest combine this with the knowledge that I’ve acquired

それは神に誓った真実で、これと俺が身に着けてきた知識との組み合わせろ

This war has just begun

この戦いはまだ始まったばかりだ

Baptism

洗礼

And my time is here, and my time is now

そして俺の時はここにある、俺の時は今だ

And your time is here, and your time is now

そしておまえの時はここにあり、そして今こそおまえの時だ

Baptism

洗礼

That’s gods honest combine this with the knowledge that I’ve acquired

それは神に誓った真実で、これと俺が身に着けてきた知識との組み合わせろ

Baptism

洗礼

Learn from my mistakes

俺の失敗から学べ 

I’m baptized by fire, by fire

俺は火で洗礼された、火で

That’s gods honest combine this with the knowledge that I’ve acquired

それは神に誓った真実で、これと俺が身に着けてきた知識との融合だ

Baptism

洗礼

This war has

この戦いは

This war has

この戦いは 

This war has… just begun

この戦いは… 始まったばかりだ