Anthony Martiniは母親と弟との家庭で育ち、父親とは人生の大半でほとんど関わりがなかった。母親はアルコールと薬物の問題を抱えていた。Anthonyが20〜21歳のころ、母親に変わってほしくて動いたが響かず、数年間連絡を断った。再び話すようになった直後、癌が発覚した。Anthonyが25歳のとき、母親は亡くなった。

育ったのはNew Jersey州Elizabeth。学校は黒人とラテン系が多数派で、Anthonyは数少ない白人の子どもだった。スニーカーを盗まれ、コートを剥がれ、年上の子どもに絡まれる日常だった。家ではロックが鳴り、学校や仲間の間ではラップが鳴っていた。幼い頃からカセットテープを買い、歌詞を書き起こして鏡の前で覚えた。

4年生のとき担任のMiss Owensに目をかけられ、才能ある生徒向けの学校Terence Riley Schoolに推薦された。そこで音楽プログラムに出会い、Teddy、Dave、Ericとバンドを組み始めた。音楽教師Mr. Corleyがスタジオ使用を許可し、昼休みやジムの時間に機材を使って曲を書いた。E-Town以前にはSourpuskiesというファンクバンドもあった。KenがボーカルでTeddyがベース、Anthonyがギターを弾いていた。地下室に集まってデモを作り、Kinkosでカバーを印刷してカセットを売った。1996年、Anthonyは16歳だった。

KenはElizabethについて、ここから脱出する手段として音楽を始めたと話している。まともな楽器すら持っていなかった。

ETACはE.Town Assault Crewの略で、Elizabethの各地区で荒れた環境で育った仲間たちが集まったグループだった。その中心にいたMarkはすでに亡くなっている。NJ BloodlineのWraek Havokもその仲間だったが、彼も今はいない。

バンドが育ったのはPipeline(Newark)とStudio One(Newark)の現場だった。Studio Oneでは100人以上を巻き込むwall of deathが起きた。Fury of Fiveに兄のように引き上げてもらい、最初のショーに出た。ETACやNJ Bloodlineといった仲間と結びつき、Bulldoze、Madball、25 ta Lifeと共演を重ねた。ステージと客席の距離が近く、歌詞を全部知っている人間がマイクに向かって叫んだ。

E-Town Concreteの音は、Anthonyのヒップホップ、TeddyとKenのメタル、EricのハードコアがElizabethの学校で混ざったものだ。後から足したのではなく、最初からそうだった。

Anthonyは歌詞をすべて自分のために書いたと語っている。それが見知らぬ人のdifficult timesを支えるようになったのは後になってからだった。歌詞をタトゥーに入れた人間がいる、とも話している。

現在もE-Town Concreteは若い世代に届き続けている。Trust Kill RecordsはBAYWAYをはじめとする新世代のバンドでNJHCシーンを動かしており、2025年7月のHellfest Presents: NJHCにE-Townも出演した。ストリーミングとSNSによってリアルタイムで聴いていなかった世代が発見するルートができ、ライブではその世代が歌詞を全部知っている。Anthonyはそのことに手応えを話している。

Nothanx

Stay focused son and it will be all right.

集中し続けろ息子よ、そうすればきっとうまくいく。

Although I must admit life is trite but that’s all right.

とはいえ、人生はくだらないと認めざるを得ないが、それでいいのだ。

Keep moving on and try to keep your mind occupied.

前へ進み続け、心を忙しく保つように努めるんだ。

No sense in stressing, though it hurts, memories won’t die.

ストレスを感じる意味はない、たとえ痛んでも、記憶は消えない。

A tear falls under a blood red sky.

血のように赤い空の下に、一筋の涙が落ちる。

Close your eyes, if you want to die,

目を閉じろ、もし死にたいなら、

True people represent when times get difficult.

困難な時にこそ真の人間性が現れる。

Think about who’s looking out.

気にかけてくれている人間が誰かを考えろ。

No you can’t tell me no.

いや、無理とは言わせない。

I grab what I can’t have … I take. I don’t need your help.

俺は手に入らないものを掴み … 手に入れる。おまえの助けは必要ない。

 it will be all right.

きっと大丈夫。

 

Although I must admit life is trite but that’s all right.

とはいえ、人生はくだらないと認めざるを得ないが、それでいいのだ。

Keep moving on and try to keep your mind occupied.

前へ進み続け、心を忙しく保つように努めるんだ。

No sense in stressing, though it hurts, memories won’t die.

ストレスを感じる意味はない、たとえ痛んでも、記憶は消えない。

A tear falls under a blood red sky.

血のように赤い空の下に、一筋の涙が落ちる。

Close your eyes, if you want to die,

目を閉じろ、もし死にたいなら、

True people represent when times get difficult.

困難な時にこそ真の人間性が現れる。

Think about who’s looking out.

気にかけてくれている人間が誰かを考えろ。

No you can’t tell me no.

いや、無理とは言わせない。

 

I grab what I can’t have … I take. I don’t need your help.

俺は手に入らないものを掴み … 手に入れる。おまえの助けは必要ない。

I knew it.

やっぱりな。

I saw that shit way back when, things were different then, all the promises and such and such.

その昔、あのクソみたいな状況を見てきた、当時は状況が違っていて、すべての約束とかそういうものが違っていた。

I didn’t know much.

あまりよく分からなかった。

You thought.

おまえはそう思ってたんだろ。

I don’t need your help.

おまえの助けは必要ない。

I help myself kid.

自分でやるぜ、坊や。

Life was never easy on my Mom Duke’s, raising up two youths, with no loot and no future to boot.

俺のおふくろにとって人生は決して楽ではなかった、二人の若者を育てるのに、金もなく、おまけに先も見えない状態で。

But she got it done, with out help of anyone she got it done.

でも彼女はやり遂げた、誰の助けも借りずに彼女はそれをやり遂げた。