
TOTAL LIBERATIONは、カリフォルニアのヴィーガンストレートエッジバンドGATHERが活動初期に制作した曲である。同じ言葉は5曲入り音源の題名、2004年に参加したツアーの名称、GATHERが公式ページで掲げた活動方針にも使われた。
この記事では、それぞれを混同しない。筆者所有のCDとブックレット、活動当時の公式MySpace、メンバー本人のインタビュー、Eva Genieによる解散声明、GATHER名義の作品ページ、公演映像から確認できる事実を整理する。
ブックレットにはTOTAL LIBERATION専用の解説文が掲載されていない。そのため、歌詞の意味を一つに決める説明は行わない。活動当時と後年のメンバー発言は発言された時期と対象を明記し、2004年の作詞意図として置き換えない。歌詞から何を受け取るかは読者に委ねる。
GATHERの結成とメンバー
GATHERは、カリフォルニア州BerkeleyとBay Areaを拠点に活動したハードコアバンドである。2005年10月3日のxSisterhoodxインタビューでDustin Hallは、Allanがギター、Evaがヴォーカルと作詞、Randyがベース、Dustinがドラムを担当していたと説明している。
Eva Hallは、活動時期の資料でEvaまたはGenieと表記されている。2006年の公式MySpaceではEva、2007年の公式MySpaceと解散声明ではGenieの名が使われている。
結成時期には、本人証言の間に幅がある。Dustinは2005年のインタビューで、2004年2月にBerkeleyで演奏を始めたと述べ、2007年には2004年初頭と説明した。Dustinの2020年のインタビューとEvaの2022年のインタビューでは、GATHERは2003年末に始まったとされている。これらが結成準備と演奏開始のどちらを基準にした違いなのかは、資料から確定できない。
2005年と2007年のDustinの説明では、メンバーはペンシルベニア州Erieで開催されたTotal Liberation Festに参加し、その経験の直後にGATHERを始めた。当初は一緒に暮らしていたDustinとAllanが曲を作り、Evaが間もなく参加して歌詞を書いた。
正式なベーシストが決まる前の2004年夏のTotal Liberation TourではPeteがベースを担当した。その後はKatieがBerkeleyとSanta Cruzの公演で演奏し、南カリフォルニアから移ったRandyが正式メンバーになった。Dustinは、Kurtがツアーでセカンドギターを担当し、Mexico City公演ではNew Eden RecordsのVanguardがセカンドギターを担当したことも説明している。
バンド名について、Dustinは2005年のインタビューで二つの由来を挙げた。一つは、仲間が集まり、公演へ行き、料理をし、一緒に過ごし、行動するハードコアの共同体である。もう一つは、狩猟採集文化という言葉から狩猟の部分を外し、より簡素な生活を表す考えだった。
TOTAL LIBERATIONの作詞と録音
2005年のxSisterhoodxインタビューでDustinは、Evaがヴォーカルを担当し、歌詞を書いていると明言した。同じインタビューでAllanは、自分は作詞にはあまり関わらず、ギターと作曲を担当していると説明している。
2021年にIndecision Recordsから配信されたYouTube MusicのTOTAL LIBERATIONには、Eva HallがComposerとして登録されている。活動当時の本人証言と後年の配信登録の双方で、Eva Hallの名前を作詞または作曲に関わる記録として確認できる。ただし、Eva本人がTOTAL LIBERATIONの各行を説明した資料は、今回確認した範囲にはない。
GATHER名義のBandcampでは、5曲入りのTotal Liberationが2004年6月15日発表と記載されている。曲順はDone And Done、No Contest、Escalate、I Hate Ayn Rand、Total Liberationであり、TOTAL LIBERATIONは5曲目に収録されている。
Bandcampに表示される演奏時間は、Done And Doneが59秒、No Contestが3分20秒、Escalateが2分55秒、I Hate Ayn Randが3分29秒、TOTAL LIBERATIONが3分6秒である。
現物のCreditsによると、録音は2004年6月12日から14日まで、カリフォルニア州FresnoのThe Sweat Shopで行われ、Scott Crouseが担当した。No ContestにはScott Crouseが追加ギターで参加している。担当はEvaがヴォーカル、Allanがギター、Dustinがドラム、Randyがベースである。アートワークはEmpty Design、ライヴ写真はAndre Medinaと記載されている。
現物CDで確認できた版情報
筆者所有のCD裏ジャケットには、5曲の曲順とともにNew Eden Records、Costa Mesa, CA、www.newedenrecords.com、NER 007と印刷されている。これにより、このCDはNew Eden Recordsの品番NER 007として識別できる。
CD記録面の中心リングには、9533 – GATHERと041706という刻印がある。現物には、これらが日付、製造番号、発注番号のいずれに当たるかを示す説明がない。041706を2006年4月17日などの日付として読み替えず、刻印そのものだけを記録する。
裏ジャケットと盤面には、CD版の正確な発売日、製造数、仕様別の内訳は記載されていない。Bandcampにある2004年6月15日は作品ページ上の発表日として扱い、New Eden Records盤CDの発売日と自動的に同一視しない。
自主制作デモからNew Eden Records盤まで
2005年のインタビューでDustinは、この音源をNew Eden Recordsから出た5曲入りデモと説明した。2007年のインタビューでは、最初は自主制作のデモまたはEPとして録音し、2004年のTotal Liberation Tour中にNew Eden Recordsと活動することを決め、同レーベルがEPとして発表したと振り返っている。
この二つの証言から、自主制作段階とNew Eden Recordsによる流通段階があったことは確認できる。最初の自主制作数と、New Eden Records盤の正確な発売日および仕様別の製造数は確認できない。
2005年のxSisterhoodxインタビューでは、DustinがTotal Liberation DemoのCD化をNew Eden Recordsと検討していると説明し、海外にはレコードプレーヤーを持たない人が多いことを理由に挙げた。2007年5月7日に保存されたGATHER公式MySpaceには、New Eden Recordsから出たTotal Liberation CDと7インチが掲載されている。遅くともこの保存時点では、両方の形態が公式ページで案内されていた。
同じ公式MySpaceには、Catalyst Records、Rebuilding Communications Distribution、Ebullition Records、Revelation Records、Reflections Recordsなど、当時GATHERの作品を扱っていた流通先が記載されている。
Dustinは2007年のインタビューで、自主制作デモに添えるジンを作ったと説明した。2005年のインタビューには、デモの裏面にRandyが書いたTirestormという文章が掲載されていたことも記録されている。New Eden Records盤のデザインについて、DustinはVanguardとGraf OrlockのAlan Hunterが制作したと説明している。
今回確認した現物はNew Eden RecordsのCDであり、最初の自主制作デモに付属したジンと7インチ盤インサートの全ページではない。そのため、それらにTOTAL LIBERATIONの独立した説明文があったかどうかは確定していない。
現在の配信と12インチ盤
GATHER名義のBandcampはIndecision Recordsの販売ページと接続され、Total Liberationをデジタル配信している。同ページには250枚限定のセージグリーン盤12インチも掲載されている。
12インチの商品説明には、Seven GenerationsとのスプリットEP収録曲と、フルアルバムCD版に入っていたカバー曲も収録すると記載されている。
Gather TopicチャンネルのTOTAL LIBERATIONは3分6秒で、VydiaからYouTubeへ提供された音源として表示される。配信情報には2021年のIndecision Records、2021年12月15日の配信日、Eva HallのComposer登録がある。これは後年の配信登録であり、New Eden Records盤CDの発売日を示す情報ではない。
GATHERが公表したTotal Liberation

2006年4月27日に保存された公式MySpaceで、GATHERは、ヴィーガニズムと、地球、人間、非人間動物のTotal Liberationを広めるためにバンドが存在すると説明した。
同じプロフィールでは、資本主義、家父長制、人種差別、人間中心主義、ホモフォビア、賃金奴隷制、薬物による無気力、地球環境の破壊に反対する立場を公表している。パンクとハードコアの内部だけでなく、その外側でも変化を生み出すため、協力関係を広げる意思も記載した。
2007年のDIY ConspiracyインタビューでDustinは、2003年末から2004年初頭のカリフォルニアのハードコアには、政治的なメッセージが不足していると感じていたと説明した。GATHERは当初、主に動物解放のメッセージを伝えようとしていた。その後、すべての解放運動がつながっていると考えるようになり、Total Liberationについて歌うようになったと述べている。
Dustinは同じインタビューで、GATHERをアナキズムを掲げたバンドとして説明し、自律と平等を重視する立場を示した。これらはバンドの活動方針に関する本人発言であり、TOTAL LIBERATIONの各行を指定して説明したものではない。
CDブックレットに記されたバンドの目的
CDブックレットの見開きには、GATHERが読者へ向けて書いた長文が掲載されている。これはTOTAL LIBERATION専用のExplanationではなく、バンドの目的と、メンバー自身がたどっていた過程を記した文章である。
文章は、世界を救いたいという思いを持ち、社会の中に何かおかしい部分があると感じた人への問いかけから始まる。日常の例として、広告による働きかけ、Cinco de Mayoとビール広告を通じたメキシコ文化の商業利用、食卓に並ぶ牛と家庭で暮らす猫の扱いの違い、テレビとラジオ、女性の身体について話す男性の言葉が挙げられている。
GATHERは、こうした気づきが生じる事情は人によって異なると書いた。自分たちと仲間も異なる方法で道の出発点へ来て、その先の長さや困難をすべて知る前に進み始めたと説明している。
続く文章には、本、歌詞、手紙を読み、音楽、友人、土地、自分の直感に耳を傾け、動物、友人、抵抗を大切にしてきた過程が記されている。ヴィーガンストレートエッジになることは一つの区切りとして扱われ、それだけで歩みが終わるのではなく、さらに困難な過程が続くと書かれている。
メンバーは、自分たちの食生活と食物の得方が地球にとって十分なのかを問い、資本主義、食物を盗むこと、ダンプスターダイヴィング、ロードキルヴィーガニズム、植物の識別と植物に耳を傾けることを学び、議論していると記した。
自分たちが個人として進んだ距離はわずかかもしれないが、まだ泳ぎ続けていると表現している。
次のページでは、個人の成長を一直線の道として考える比喩を退けている。異なる地点にいる人々を距離によって分けるのではなく、集まり、食事を分け合い、考えを共有し、音楽を演奏し、踊り、モッシュし、抱き合い、互いから学べると書いている。
GATHERは、この道を歩く人々の間に共同体と学びを育てることがバンドの目的であり、それがGatherという名前の理由だと説明した。休むことと完全に諦めることを混同せず、それぞれの速度で進む一方、文化、動物、植物が日々失われている緊急性を忘れないこと、燃え尽きるまで自分を追い込まないことも記している。
文章の最後では、学ぶこと、歩くこと、闘うこと、歌うことを通して、地球、動物、植物の諸共同体と持続可能性および調和を目指すと述べ、For Total LiberationとGATHERの署名で結んでいる。
作詞上の影響と推薦資料
2005年のxSisterhoodxインタビューでEvaは、作詞上の影響としてAnti-Product、Chokehold、Crass、Earth Crisisを挙げた。共通点として説明したのは、政治的な内容を直接表し、怒りを伴って伝える歌詞だった。
同じインタビューでAllanは、ギターと作曲の面でUnbroken、Chokehold、Cultureから影響を受けたと説明した。Dustinは音楽面でCave In、Bloodlet、Integrity、Earth Crisisを挙げている。
2006年と2007年の公式MySpaceには、Earth Crisis、Chokehold、Unbroken、Green Rage、Refused、Rudimentary Peni、Vegan Reich、Dystopia、Catharsisなど、さらに広い影響源が掲載されていた。
CDブックレットにはLiberation begins with educationと印刷され、その下に推薦資料が掲載されている。Peter SingerのAnimal Liberation、Screaming WolfのA Declaration of War、Howard ZinnのA People’s History of the United States、Derrick JensenのCulture of Make Believe、CrimethIncのDays of War, Nights of Love、Dave ForemanとBill HaywoodのEcodefense、John ZerzanのElements of Refusal、Ingrid NewkirkのFree the Animals、Theodore KaczynskiのIndustrial Society and Its Futureが挙げられている。
さらにDaniel QuinnのIshmael、My Ishmael、The Story of B、Noam ChomskyのPower & Terror、Carol AdamsのSexual Politics of Meatが続く。定期刊行物とジンとしてAdbusters Magazine、No Compromise Magazine、Strong Hearts Zineも掲載されている。
2005年のインタビューでDustinは、Culture of Make BelieveがGATHERの重視する問題の多くを扱い、Ishmaelが自分たちの歌う内容の多くを反映すると説明した。動物解放の入門としてAnimal LiberationとFree the Animalsも紹介している。Allanは、教育に関する推薦書としてDerrick JensenのWalking on WaterとPaulo FreireのPedagogy of the Oppressedを挙げた。
2006年の公式MySpaceには、作家としてDaniel Quinn、Derrick Jensen、Carol Adams、Howard Zinn、Jim Mason、John Zerzan、Noam Chomsky、Rod Coronadoが掲載されていた。出版物としてNo Compromise、Bite Back、Green Anarchy、Earth First Journal、Adbustersも挙げられている。
2005年にメンバーが語った考え

2005年のインタビューで、Dustin、Eva、Randy、Allanはヴィーガニズムとストレートエッジについて個別に答えている。
Dustinは、人間を含む動物にはそれぞれの欲求と感情があり、それを妨げられずに実現する必要があると説明した。人間が他の動物の行動や生活を制限する権利を否定し、採卵鶏が砂浴び、日光浴、子育てなどの行動を奪われる例を挙げた。
Evaは、階層に反対するなら、他の存在が人間の都合で隷属させられ、傷つけられ、殺されることを避ける生活を選ぶことになると説明した。Randyは、ヴィーガニズムを階層への反対を広げたものとして説明した。Allanは、ヴィーガニズムとストレートエッジが地球上のすべての生命の生活の質を高める可能性を持つと述べた。
同じインタビューで、GATHERは国家による統制、刑務所、死刑に反対する立場を説明した。メンバーは、組織宗教、家父長制、人間中心主義への反対についても発言している。Dustinは、巨大企業が技術的で階層的な文化と家父長制を維持し、地球を破壊しているという見解を示した。Evaは、問題を指摘することを否定的だと退けず、疑問を持ち、異議を唱え、自分の外側を見る必要があると述べた。
インタビュアーがEscalateの説明文と宗教について質問した場面では、Dustinが約一万年前という時期に言及した。農業革命による食料余剰と農法の変化を、家父長制、階級、分業、人間と動物の家畜化、軍隊、技術の拡大と結びつける見方を説明している。農業革命と一神教的で階層的な社会の成立が約一万年前に重なり、現代の大量絶滅、人口増加、疎外につながったという見解も述べた。
この一万年についての発言は、TOTAL LIBERATIONを質問された回答ではない。歌詞にある一万年という数字の作者解説としては扱わず、GATHERのメンバーが同時期に公表した見解として区別する。
Total Liberation Tourと動物解放運動
2005年のDustinの証言では、Total Liberation Tourは2004年夏に行われた。Evaは2022年のインタビューで、GATHERがこのツアー以前に行った公演は、おそらく1回だけだったと振り返っている。
Evaは、計画不足や主催者の途中離脱によって運営上の問題が起きたと説明した。その一方で、各地のヴィーガンストレートエッジの参加者が知り合い、友人関係と共同体が形成されたことも話している。Dustinによると、GATHERはツアー中にNew Eden Recordsと活動することを決めた。
Evaの2022年の証言では、Total Liberation TourにSHAC 7のAndy Stepanianが参加していた。Andyは各地の公演でHuntingdon Life SciencesとStop Huntingdon Animal Crueltyについて話し、公演後にデモを企画することもあった。Evaは、このツアー中に動物実験関係者の自宅前で行われたデモへ初めて参加したと説明している。
ツアー後もEvaは北カリフォルニアの活動に関わり、南カリフォルニアへ移った後も現地のデモに参加した。2007年のインタビューでDustinは、GATHERが歌詞とステージ上の発言を通してGreen Scareを伝え、政治囚へ少額の寄付を行い、手紙で交流したと述べた。
これらはツアーとメンバーの活動記録である。TOTAL LIBERATIONの特定の一行がSHACまたは特定の活動を指すという本人説明は確認できない。
Rod Coronadoへの献辞
CDブックレットのThanksには、このレコードをRod Coronadoへ捧げると明記されている。
GATHERは、Total Liberation Tourの期間中、Rod Coronadoによる経験談、助言、励ましから毎晩刺激を受けたと記した。また、Rod Coronadoが国家による弾圧を受け続けているというバンドの認識を示し、感謝とともに支援を送る意思を表している。
Thanksには、New Eden RecordsのErik Vanguard、ツアー参加者、友人、Seven Generations、Make Move、Takaru、Purified in Blood、Purification、Tears of Gaia、Undying、Set Your Goals、Coalition Against Civilization、ヴィーガンストレートエッジの人々、変化、抵抗、持続可能性のためにそれぞれの活動を続ける人々への謝意も記されている。
この献辞は、GATHERが作品とTotal Liberation Tourをどのような人間関係と活動の中に置いていたかを示す、現物ブックレット上の記録である。
New Eden Recordsとの関係とその後の活動
2005年のインタビューでDustinとAllanは、New Eden Recordsとの関係について答えている。Dustinは以前からの友人関係があり、作品制作を支えてもらっていたと説明した。Allanは、レーベル側が作品と流通のために多くの作業を行い、Rebuilding Communications Distributionを運営していたと述べた。
GATHERはNew Eden RecordsからTotal Liberationを発表し、Seven Generationsとのスプリット7インチも同レーベルから発表した。2006年の公式MySpaceには、New Eden Recordsが所属レーベルとして掲載されている。
Dustinの2007年の説明では、GATHERはTotal Liberationの後、Seven Generationsとのスプリット7インチ用の曲もScott Crouseと録音した。その後、西海岸ツアーとMexico City公演を行い、Vic DiCaraとフルアルバムBeyond the Ruinsを録音した。同作はCatalyst Recordsから発表された。
2006年夏にはSeven Generations、Kingdomとアメリカをツアーし、同年冬にはTo Killとヨーロッパを回った。最後の短いツアーはxBishopxと行った。
TOTAL LIBERATIONの実演と公開記録
収集した公演映像には、TOTAL LIBERATIONの実演が残っている。2006年12月7日に公開された映像の説明には、To Killとのツアー中にLyonで演奏したTOTAL LIBERATIONと記載されている。
California州CoronaのShowcase TheatreでThe Green ScareとTOTAL LIBERATIONを演奏した映像もある。ただし、開催年は投稿者自身が推定として記載しているため、映像の存在と投稿者の説明を分けて扱う。
2009年10月30日に公開された映像には、San Diegoで行われた再結成公演でTOTAL LIBERATIONを演奏したと記載されている。曲の前にEvaの発言が収録されているが、自動字幕には多数の誤認識があるため、発言の引用には使用しない。
2011年11月21日に保存されたGATHER公式MySpaceには、Green Scare、Dollar Signs to the Industry、Crimson Dawn、New Forms、TOTAL LIBERATIONなどが公開曲として掲載されている。同日のページでTOTAL LIBERATIONは3分5秒、累計再生数94,303回と表示され、2012年4月22日の保存ページでは94,468回と表示されている。
Bandcampの3分6秒とは1秒の差がある。プラットフォーム上の表示差なのか、登録音源に差があるのかは確認できない。MySpaceの再生数は保存日の画面に表示された数値であり、現在の再生数や2004年当時の評価を示す統計としては扱わない。
解散と再結成公演
2007年3月9日、Eva Genieは公式MySpaceでGATHERの解散を発表した。声明で説明された直接の理由は、ギターのAllanがバンドを離れると決めたことだった。Allanが離れた具体的な理由は公表されていない。
Evaは、GATHERが家族のような関係であり、一人を別の人物に替えて続けることはできないと説明した。Allanがヴィーガン、ストレートエッジ、活動への考えを捨てたわけではないことも記し、メンバーが別の方法でTotal Liberationのメッセージを伝え続ける意思を示した。
声明では、GATHERを通じてヴィーガンになった、または動物、地球、人間の解放に関する活動を始めたと伝えてきた人々への感謝も記されている。これはEvaが受け取った反応についての本人声明であり、人数や範囲を独立して確認できる統計ではない。
2007年5月7日に保存された公式MySpaceには、5月16日のCorona公演、5月19日のSanta Cruz公演、5月20日のGilman公演が掲載され、Gilman公演にはGATHER’S LAST SHOWと記載されている。Dustinも2007年のインタビューで、最後の公演を行ってから解散したと説明した。
2009年にはSan DiegoのChe Cafeで再結成公演が行われたことを公演映像から確認できる。このため、2007年5月20日は当時の活動期における最後の公演として扱い、その後の再結成公演と区別する。
Evaが2022年に振り返ったGATHER
Evaは2022年のインタビューで、2000年代初頭のユースクルー系リバイバルやfashion-coreと呼ばれた場では、政治的な発言が少なかったと振り返った。会場やステージで、性差別的または同性愛嫌悪的な発言を聞くこともあったと説明している。
Evaは、重くモッシュできるハードコアを演奏しながら、パンクから学んだ政治的な考えを伝えるためにGATHERを始めたと述べた。同じインタビューでは、動物解放を主張していても、家父長的な考えや行動を見直さず、他者を傷つけた人物がいたことも話している。
現在のハードコアでは、交差性への理解、女性の参加、多様な人々への配慮が以前より進んだと評価する一方、完全な平等にはまだ距離があると述べた。これは2022年にEvaが過去を振り返った証言であり、2004年のTOTAL LIBERATIONの作詞時に書かれた解説ではない。
TOTAL LIBERATION
For every life, for liberation / we’re dedicated to bringing freedom for all enslaved /
すべての命のために、解放のために/隷属させられているすべての者に自由をもたらすことに、私たちは身を捧げる/
Tear the blindfold from over your eyes / Forget all that you thought you once knew /
目を覆う目隠しを引きはがせ/かつて知っていると思っていたことをすべて忘れろ/
After 10,000 years telling lies / dedicated to spreading the truth /
1万年にわたって嘘が語られてきたその末に/真実を広めることに身を捧げる/
Taking pride in this path that we tread in defense of the earth /
地球を守るために私たちが歩むこの道を誇りに思う/
speaking out so the words of the voiceless can finally be heard /
声なき者たちの言葉がついに届くよう、声を上げる/
Now it’s time take action for freedom and justice deserved /
今こそ、当然与えられるべき自由と正義のために行動する時だ/
Fight for life! /
命のために闘え!/
Take a stand for truth and compassion there’s no time to wait for change /
真実と思いやりのために立ち上がれ、変化を待つ時間はない/
show dedication through your words and your actions together we can end their suffering /
言葉と行動を通して献身を示せ、力を合わせれば私たちは彼らの苦しみを終わらせることができる/
Total Liberation! /
完全解放! /
Smash hierarchy / don’t buy into authority /
ヒエラルキーを打ち砕け/権威を受け入れるな/
Strive for sustainability / resources are running out /
持続可能性を目指せ/資源は尽きつつある/
Discontent because we’re not free /
私たちが自由ではないことへの不満/
Oppressors act out of greed /
抑圧者は貪欲さに突き動かされて行動する/
Compassion and equality / are still both necessary /
思いやりと平等/その両方が今なお必要だ/
Reject the myths we’re taught to believe / It’s time to deprogram ourselves /
信じるよう教えられてきた神話を拒め/今こそ、自分たちに刷り込まれた考えを取り除く時だ/
Question stereotypes and traditions /
固定観念と伝統を疑え/
Follow no gods, no masters /
いかなる神にも、いかなる主人にも従うな/
Look at the root of racism, sexism, speciesism /
人種差別、性差別、種差別の根源を見ろ/
and you’ll see it’s all been fabricated to keep us apart /
そうすれば、それらがすべて私たちを分断するために作り上げられてきたものだと分かるだろう/
Break down / the barriers / that enslave us all!
私たち全員を隷属させる/障壁を/打ち壊せ!






