
オーストラリアのデスコア・バンド、To The Graveの「Red Dot Sight」は、2022年11月4日に公開された楽曲である。
2023年2月24日にUnique Leader Recordsから発売されたアルバム『Director’s Cuts』では、導入曲「Warning Shot」に続く2曲目に収録された。
「Red Dot Sight」は、『Director’s Cuts』の発表と同時に公開された最初のシングルでもある。
To The Graveはこの曲について、反ヴィーガンの著名人やインフルエンサーが、動物権活動家の名前を見出しや閲覧数のために利用している状況を扱ったものだと説明している。
また、メディアが動物権活動家を犯罪者やテロリストのように描くことで、善意から行動している人々への粗末な扱いまで社会的に許容されるようになることを問題として挙げている。
活動家の名前を利用する反ヴィーガンの発信者
To The Graveが「Red Dot Sight」の説明で取り上げたのは、反ヴィーガンの著名人やインフルエンサーである。
バンドによれば、彼らは動物権活動家の名前を見出しや閲覧数のために利用している。
活動家が何を伝えようとしているのか、活動のきっかけとなった動物産業の現場で何が起きていたのかという問題よりも、活動家本人の言動が刺激的な見出しとして使われる。
そのような発信の中で、活動家は動物が置かれている状況を社会へ伝える人物ではなく、批判や嘲笑の対象として扱われることになる。
歌詞にもplatform、clickbait、screen、influenceという言葉が使われている。
To The Graveによる曲の説明にも、著名人、インフルエンサー、見出し、閲覧数という言葉が並んでいる。
犯罪者やテロリストとして描かれる活動家
To The Graveは、メディアが動物権活動家を犯罪者やテロリストのように描いていることにも触れている。
動物権活動家は、農場や屠殺場の内部を撮影し、動物が置かれている状況を社会へ伝えることがある。
動物を救出するために施設へ入り、侵入などを理由に逮捕や処罰の対象になる場合もある。
その際、活動家が施設の内部で何を発見したのか、なぜ行動を起こしたのかという問題よりも、施設へ侵入した人物としての側面が大きく報じられることがある。
To The Graveは、そのような描かれ方によって、善意から行動した人々への粗末な扱いまで認められるようになると説明している。
「Terrorist Threat」から続くテーマ
活動家が犯罪者やテロリストとして扱われる問題は、To The Graveが以前に発表した「Terrorist Threat」でも取り上げられていた。
バンドは「Terrorist Threat」について、動物権活動家が農場や屠殺場へ入り、調査、撮影、救出、解放活動を行う一方、オーストラリア政府からDomestic Terroristsと呼ばれる状況を扱った曲だと説明している。
動物産業の内部を明らかにしようとする活動家や内部告発者が処罰され、農場や屠殺場で行われていることから社会の注意がそらされているとも述べていた。
「Terrorist Threat」では、動物産業の内部を撮影しようとする人々や、動物を救出しようとする人々への政府の対応が扱われている。
「Red Dot Sight」では、反ヴィーガンの著名人、インフルエンサー、メディアが活動家をどのように取り上げるのかという問題が扱われている。
どちらの曲にも、動物産業の実態を伝えようとする人々が、批判や処罰の対象にされるという問題がある。
To The Graveの初期に書かれていた歌詞

ボーカルのDane Evansは、To The Graveの初期には、現在とは異なる内容の歌詞を書いていたと話している。
当時は、殺人、怪物、死体、流血といった、デスコアやデスメタルで広く使われてきた題材を扱っていた。
Daneは後年のインタビューで、初期には明確なメッセージを持たない歌詞を書くことを格好いいと考えていたと振り返っている。
死や暴力について歌うこと自体をデスメタルらしいものとして捉え、架空の残虐行為を歌詞にしていた。
しかし、ヴィーガンになり、動物産業で行われていることを知った後、歌詞の内容は変化した。
Daneは、架空の怪物よりも、現実に動物へ行われていることの方が残酷で恐ろしいと考えるようになったと話している。
その後のTo The Graveでは、動物の監禁、輸送、屠殺、動物産業、環境問題、動物権活動家が経験することなどが歌詞に取り入れられるようになった。
ヴィーガン・バンドとして作られたわけではなかった
Garza Podcastに出演したDaneは、最初にヴィーガン・バンドという方針を決め、その方針に合わせて歌詞を書いたわけではないと説明している。
Daneが個人的に重要だと感じていた問題を歌詞へ取り入れたことが始まりだった。
歌詞の内容が変わり、その考えがアルバムのアートワークやマーチャンダイズにも広がっていった。
ヴィーガニズムは、バンドの宣伝方法として先に設定されたものではなく、Daneが書く歌詞を通じて、To The Grave全体の表現へ広がっていった。
Daneは、動物について率直に発信することで、バンドを自分たち自身で埋もれさせることになるかもしれないと考えていたという。
それでも動物について発信する方を選び、後には、反発だけでなくメッセージが届く場面の方が多かったと振り返っている。
精肉店で働いていたDane Evans
Daneはヴィーガンになる以前、精肉店で働いていた。
当時の彼は、菜食主義だったバンド仲間をからかうこともあり、血や残虐なイメージをデスメタル的で格好いいものとして捉えていた。
精肉店で働くことについても、始める前には、自分が好んでいた音楽のイメージと結びつけて考えていたという。
しかし、実際の仕事では、血のたまった容器を清掃し、肉や動物の死を日常的に扱うことになった。
Daneは後に、この仕事を不快で嫌なものだったと振り返っている。
精肉店で記憶した臭いは、その後訪れた屠殺場にも共通していたと話している。
豚を運んでいたトラックの事故

Daneがヴィーガンになるきっかけの一つとなったのは、豚を運んでいたトラックの事故を伝えるニュースだった。
事故に遭った豚を見たDaneは、その状況を残酷だと感じた。
同時に、その豚たちがトラックに乗せられていたのは、自分を含む消費者が豚を食べるために金を支払っていたからだと気づいた。
動物虐待に反対すると考えながら、動物が屠殺場へ運ばれる原因となる消費には参加している。
Daneは、その矛盾を受け入れられなくなったことからヴィーガンになったと説明している。
動物が傷つけられている場面と、自分の消費がその原因となっていることが結びついた瞬間について、Daneはボウリングの球が並んだピンを一度に倒すことにたとえている。
架空の怪物よりも恐ろしい現実
Garza PodcastでDaneは、音楽を変化のための重要な手段として捉えていることを話している。
歌詞を書くために架空の怪物を考えなくても、車で短い距離を移動すれば、実際に起きている恐ろしい出来事を見ることができるという。
Jeremy Loebとのインタビューでも、以前は死や暴力を歌うことをデスメタルらしいものとして捉えていたが、動物産業の実態を知ったことで、現実に起きていることの方がはるかに不快で残酷だと認識したと説明している。
Daneは、自分を動かしているものは音楽そのもの以上に動物解放への思いであり、その思いがTo The Graveの音楽にある怒りと勢いを生んでいると話している。
To The Graveが伝えている中心的な考え

Garza PodcastでDaneは、To The Graveに中心となるメッセージがあるとすれば、必要がない状況で動物を搾取することは完全に不要であり、道徳的に受け入れられないということだと説明している。
放し飼いなどの表示についても、最終的には同じ屠殺施設と刃物へ送られるとして、放し飼いの屠殺場はなく、優しい殺し方もないという考えを述べた。
『Dominion』で扱われているオーストラリアの調査映像について話した際には、雄のひよこの処理方法や、自宅から約20分の場所にも関連する施設があることに触れている。
Daneは、事実を知った後には行動する責任が生じると話している。
現実そのものが暴力的である
「Red Dot Sight」には、銃弾、チェーンソー、切断、身体の一部、処刑、刺傷、至近距離からの銃撃などの言葉が登場する。
DaneはHOT METALのインタビューで、To The Graveが扱っている現実そのものが暴力的なのだと説明している。
シングルのアートワークなどに使用される写真は、オーストラリアの農場や動物産業の現場で撮影されたものだった。
その写真が暴力的で見ていられないものであれば、そこにTo The Graveが伝えようとしている問題があるという。
Daneは、死や殺人だけを扱う歌詞を書くことと、恐ろしく重い音楽へ、同じように恐ろしい現実のメッセージを組み合わせることの違いについても話している。
To The Graveの音楽では、デスコアの暴力的な表現が、動物産業で実際に起きていることを伝えるために使われている。
Dane Evansが歌詞を作る方法
Jeremy LoebとのインタビューでDaneは、歌詞を書く際に、ビデオゲームに含まれる小さな仕掛け、昔のアクション映画に登場する脅し文句、ホラー映画の宣伝文句などを変形して取り入れると話している。
その言葉を、楽曲で扱っている主題が伝わる形に変えて使用しているという。
過去の一部のヴィーガン系楽曲について、環境問題へ曖昧に触れるだけで、動物の問題へ十分に踏み込んでいないと感じたこともあった。
Daneは、そのような他のバンドへ向けた言葉を、自身の歌詞に入れたことがあると認めている。
To The Graveの歌詞はDaneが担当している。
Crosscastのインタビューでは、メンバーが、各曲は動物産業における虐待の異なる領域を扱っていると説明している。
それぞれの曲を独立した主張として成立させ、内容を明確に保ち、曲ごとに異なる雰囲気と印象的な部分を持たせることを重視していた。
活動家が経験することも歌詞にする
Daneは、動物に起きていることだけでなく、動物権活動家が経験していることや、活動によって負う危険についても歌詞に書くと説明している。
Jeremy Loebとのインタビューでは、To The Graveをsledgehammerのような存在にしたいと話している。
sledgehammerは、大型のハンマーを意味する。
Daneは、穏やかで遠回しな表現だけではなく、聴き手が無視しにくい強い音楽と言葉を使おうとしている。
同じインタビューでは、デスコアの聴衆の中には、ヴィーガン活動家と直接会ったり、話したりした経験がない人もいるだろうと話している。
そのような人が活動家について知っていることは、carnist mediaが見せた姿だけかもしれないという。
活動家の主張や行動の背景ではなく、嘲笑の対象として切り取られた姿だけが伝わることがある。
Daneは、To The Graveの音楽やインタビューが、誰かにとって動物権活動へ初めて触れる機会になることを意識している。
Dane Evans自身の活動経験
Daneは、音楽の外でも動物権活動に関わってきた。
シドニーでDxE/Legionの活動グループを立ち上げる際にも関わり、動物解放に伴う緊張感を音楽で表そうとしてきたと話している。
農場へ足を踏み入れる時ほど心拍数が上がる経験はないとも述べている。
To The Graveが成長し、海外ツアーへ出るようになった後も、Daneは現場での活動に参加していた。
一方で、逮捕されればヨーロッパやアメリカへのツアーへ行けなくなる可能性があるため、活動によっては見張りや待機の役割に回ることもあった。
オーストラリアのag-gag法や、ほかの活動家を守る必要から、詳しく話すことのできない活動もあると説明している。
Daneは、自分よりも大きな危険を負って活動する人々への敬意から、自分自身を活動家と呼ぶことには慎重だった。
初めて入った屠殺場

ヴィーガンになって間もない頃、Daneは地域の動物産業の映像を入手する活動に誘われ、初めて屠殺場へ入った。
そこでは、血を清掃した跡が目立ちにくくなるように、床が赤く塗られていたという。
別の活動家がカメラを設置している間、Daneは見張りを担当した。
精肉店で働いていた時に記憶した臭いが、屠殺場にもあったと話している。
初めて入った農場
Daneが初めて入った農場は、合法的な採卵場に併設された、違法な食肉用ウサギの繁殖施設だった。
ケージにはクモの巣が張り、危険なクモもいたという。
そこには身体の一部を失ったウサギもいた。
Daneは、動物解放の活動で経験した緊張や、現場で目にした状況を、自身の音楽と発言の背景として語っている。
『Dominion』の映像を使った活動再開
To The Graveが活動を再開した際、バンドは『Dominion』の映像を使用した。
Daneは、そのような動物産業の映像を前面に出せば、バンドの人気を失う可能性も考えていたという。
メルボルン・カップを含む競馬への怒りから書いた曲が大きな反響を得たことにも触れ、動物と活動家について率直でいることを優先してきたと話している。
ヴィーガンであることを明確にした再始動後、業界から大きな後押しを受けている感覚はなかったが、小さな成果についても、自分たちで不利な状況を覆した結果として受け止めていた。
現在バンドに関わっているチームから、発言を控えたり検閲したりするよう求められたことはないという。
動物産業の映像と配信プラットフォーム
「Shock Tactics」の無修正版は、YouTubeとVimeoで削除または掲載を拒否された。
そのためTo The Graveは、バンドのウェブサイトへ完全版を置き、YouTubeにはぼかしを入れた映像を公開して、ウェブサイトへ誘導する方法を取った。
Daneは、動物産業の現場で撮影された映像を広める際、配信プラットフォームによる制限と継続的に向き合っていると説明している。
バンドのInstagramには、インタビュー当時およそ4万人が集まっていた。
Daneは、その規模が巨大なものではなかったとしても、自分たちの発信力を利用して、動物権に関する情報へ人々を導きたいと話している。
活動家たちが、Daneの歌詞に含まれる動物権の要素を細かく読み取っていたことにも触れている。
ライブ会場で行われた取り組み
To The Graveは、ヴィーガンではない観客が多い会場でも演奏している。
シドニー公演では、屠殺場のVR映像を体験した人に、マーチャンダイズが当たる企画を行った。
メルボルン公演では、ハント・サボターが会場で情報を配布した。
その人物は、身元を特定されたり、自宅を攻撃されたりすることを避けるため、顔を隠していた。
ライブでDaneが着用する豚のマスクについても、本人が理由を説明している。
マスクは呼吸がしにくいものだったが、自分が短時間感じる不快さは、動物が経験している状況に比べれば軽いものだと話している。
音楽をきっかけに変化した聴衆
Daneは、終演後に観客から、To The Graveをきっかけに肉を食べるのをやめた、ヴィーガンになったと伝えられることがあると話している。
動物保護施設や救出活動に関わる人々から、To The Graveの音楽によって孤独が和らぎ、活動を続けられると伝えられることもあった。
世界のどこで公演しても、終演後には動物保護施設、救出活動、活動によって負った危険について話しに来る人々がいたという。
Garza Podcastを見た視聴者が、その後『Dominion』を視聴し、一晩でヴィーガンになったことを知った経験も語っている。
Daneは、この出来事によって、演奏だけでなくインタビューにも実際の影響があると受け止めた。
メタルの聴衆と動物権のメッセージ

Daneは、ヴィーガンについて発信すれば強い反発が起きると予想していた。
しかし、メタルの聴衆には社会から外れた経験を持つ人も多く、想像していた以上に受け入れられたと話している。
Dane自身も、高校時代に背が低いことや、メタルを聴いていることを理由にいじめられた経験を持つ。
Everblack Podcastでは、メタルは社会から外れた人々が集まる場所であり、そうした経験が動物や活動家への共感にもつながったと話している。
To The Graveの活動によって、周囲から笑われたとしても、動物のために意見を言う人が増えたと受け止めていた。
Daneは、ヴィーガンはからかってよいという固定観念を壊したいとも述べている。
注目を集め、会話を始める活動
Daneは、注目を集める内容を意図的に増やし、そこから会話を始めようとする活動家の方法を評価している。
人々に見過ごされるのではなく、まず注意を向けさせ、その後に動物が置かれている状況について話す機会を作る方法である。
To The Graveも、激しい音楽、動物産業の写真、映像、ステージ上の表現、インタビュー、SNSを使って動物権の問題を伝えている。
『Director’s Cuts』というアルバム
Everblack PodcastでDaneは、『Director’s Cuts』について、人が目に見えている問題と、目に見えていない問題の両方に対して、助ける側にも害する側にもなっていることを扱ったと説明している。
社会の中で、人は本人の倫理観に反する選択へ導かれることがある。
その一方で、人には問題を修復する側へ回る力もあると話している。
To The Graveの各曲は、動物産業における異なる問題を扱い、それぞれが独立した主張として作られている。
『Director’s Cuts』のアートワーク

『Director’s Cuts』のジャケットには、Animals Uncoveredが撮影した動物の写真が使用されている。
DaneはEverblack Podcastで、その写真を見た人の多くが、屠殺場で撮影されたものだと考えるだろうと話している。
しかし、実際には最終的な屠殺場より前の段階にあるsale yardで撮影された写真だった。
sale yardは、家畜が売買される場所である。
動物の負傷、苦痛、死は、最後に屠殺される瞬間だけに存在するものではない。
動物が売買され、移動させられ、扱われる過程にも存在している。
Daneは、同じような写真が多数ある中から、人の注意を引きつける一枚を選ぶためには、自分の感覚をある程度麻痺させなければならなかったとも説明している。
2024年のインタビューでは、アートワークが動物の状況だけでなく、死んだ動物に囲まれた現場に立ち、その状況を撮影した人物の経験も伝えていると話している。
To The Graveにとって、動物産業の現場で撮影された写真は、音楽を過激に見せるための装飾ではなく、そこで起きていたことを伝える記録として使われている。
『Director’s Cuts』の制作工程
『Director’s Cuts』は、新型コロナウイルスによるロックダウンの中で制作が進められた。
メンバーはZoomとファイル交換を使って曲を書いた。
その後、JackらがAirbnbを借り、約2週間にわたる長時間の作業でギターを録音した。
作曲はメンバーによる共同作業であり、ギターのJackが中心となる一方、全員が参加する方法が取られている。
前作から変化した録音方法
Metal-RoosのインタビューでDaneは、前作が古いデモを基にしたセルフプロデュースだったのに対し、『Director’s Cuts』では制作方法を変えたと説明している。
生のドラムを使用し、外部からの意見を取り入れ、ミックスも外部へ依頼した。
To The Graveの重さを保ちながら、音の明瞭さ、フック、リフが呼吸できる空間、記憶に残る瞬間を重視したという。
ヒップホップから受けた影響
Daneは、メタルだけでなくラップやヒップホップも多く聴いている。
ラッパーが声や言葉をどのように配置するのかを研究し、自分のボーカルにも取り入れていると話している。
ラップのような歌唱をそのまま導入するという意味ではなく、言葉を置く位置や、ボーカルを入れない空間の作り方に影響を受けている。
HEAVYのインタビューでは、デスコアをハードコアとデスメタルの組み合わせとして捉えながら、別のジャンルの影響も取り入れ、聴き手の関心を保つことを目指したと説明している。
「Red Dot Sight」には公式インストゥルメンタル版も公開されている。
ボーカルを除いた状態で、ギターリフ、リズム、ブレイクダウンなどの構成を聴くことができる。
「Red Dot Sight」という題名
Red dot sightは、銃器などに取り付け、赤い点を標的へ重ねて照準を定める光学照準器を意味する。
歌詞の中でも、曲名と同じred dot sightsという言葉が繰り返されている。
Do red dot sights make you nervous?
という言葉は、曲の中で二度歌われる。
anticarnist
公式ミュージックビデオの説明欄では、歌詞中の括弧内の語がanticarnistと記載されている。
これはanticanistではない。
anticarnistは、carnismに反対する人を意味する。
carnismは、特定の動物を食べることを当然のものとして受け入れる、社会的に支配的な信念体系を説明する言葉として使われている。
そのため、anticarnistは、反カーニズムの者、またはカーニズムに反対する者と訳すことができる。
SOS is stab on sight
公式歌詞では、
SOS is stab on sight when they send shots
と記載されている。
この歌詞では、SOSがstab on sightの頭文字として使用されている。
stab on sightは、見つけ次第刺すという意味になる。
歌詞全体では、shots、weapons、headshotなど、銃撃に関する言葉が続いている。
特定の個人ではなく複数形で説明された曲
To The Graveによる「Red Dot Sight」の説明では、anti-vegan public figures and influencersと複数形が使用されている。
活動家の名前を見出しや閲覧数のために利用する著名人やインフルエンサー、活動家を犯罪者やテロリストのように描くメディアが、この曲で取り上げられている。
歌詞に個人名は登場しない。
Red Dot Sight
Red dots on the radar
レーダー上の赤い点
I’d find more guts in a graveyard
墓場の方がもっと肝の据わったヤツを見つけられそうだ
Pull it, pull it, do us all a favour
引け、引け、俺たち全員のためにそうしてくれ
Pussy with a platform, it’s target practice when we cross paths
影響力を持った腰抜け、俺たちと鉢合わせたら、おまえは射撃練習の的だ
Hollow points in the chamber
薬室には命中すると先端が広がる弾丸
Fire up the chainsaws
チェーンソーを始動させろ
Cut off their limbs
ヤツらの手足を切り落とせ
Keep a bullet spare in case I turn into one of them
俺までヤツらの一人になった時に備えて、弾丸を一発残しておけ
The devil’s activist right under the surface
表面のすぐ下には悪魔に仕える活動家が潜んでいる
If I died trying it’d be worth it
それをやろうとして死んだとしてもそれだけの価値はある
Drag these clowns back to the circus.
この道化どもをサーカスへ引きずり戻せ
You made your choice
おまえは自分で選んだ
Stole their voice
ヤツらの声を奪った
Pull it out from underneath you
おまえが立っている足場をその足元から引き抜いてやる
So fucking funny to be so see-through
そこまで見え透いているなんてクソ笑える
The butt of the joke and nobody likes you
笑いものになっているのはおまえ、しかも誰もおまえを好きじゃない
So I walk through the valley of the shadow of death
だから俺は死の陰の谷を歩く
Tried to drown me in a sea of the shallowest threats
ヤツらは俺をこの上なく底の浅い脅しの海で溺れさせようとした
I’ve seen the rats scatter right into traps, gather behind our backs
ネズミどもが散り散りになりそのまま罠へ飛び込み、俺たちの背後に集まるのを俺は見てきた
I’ve seen blood circle the drain and again
血が排水口の周りを回りながら流れていくのを俺は何度も見てきた
I got a bag full of body parts
俺は身体の一部が詰まった袋を持っている
I heard the scent attracts the next zombie march
その臭いが次のゾンビの行進を引き寄せると聞いた
Finish the war you started (anticanist)
おまえが始めた戦争を終わらせろ(動物の搾取に反対する者)
Those so insecure you influence
おまえが影響を与えているひどく自信のない連中は
Bearing the mark of the ignorant
無知な者の印をその身に帯びている
In one ear and out the other execution style
片方の耳から入り、もう片方の耳から抜けていく、処刑スタイルで
Backed into a corner, branded ones get slaughtered
隅へ追い詰められ焼き印を押された者たちは屠られる
Do red dot sights make you nervous?
赤い点で狙いを定める照準器はおまえを不安にさせるのか?
Snakes on a screen, fucking shedding purpose
画面の中の蛇どもは目的まで脱ぎ捨てやがる
Do red dot sights make you nervous?
赤い点で狙いを定める照準器はおまえを不安にさせるのか?
You made your choice
おまえは自分で選んだ
Stole their voice
ヤツらの声を奪った
Hide behind clickbait, I know you’re a bitch mate
人を釣るための大げさな見出しの陰に隠れてろ、おまえが腰抜けなのは分かっているぞ相棒
Knife in your spine make you sit straight down
背骨にナイフを突き立てれば、おまえはその場にへたり込む
Knife in your spine make you sit straight down
背骨にナイフを突き立てれば、おまえはその場にへたり込む
Sit straight down
その場に座り込め
So I walk through the valley of the shadow of death
だから俺は死の陰の谷を歩く
I see a coward to my right and his army on my left
俺の右には一人の臆病者、左にはそいつの軍勢がいる
I look into your eyes and see a fully-grown bitch in his bastard habitat
おまえの目を覗き込めばクソったれな生息地にいる成長しきった腰抜けが見える
Venom dripping from your mouth better off shut
口から毒を垂らしているくらいならその口は閉じておいた方がましだ
SOS is stab on sight when they send shots
SOSは、相手が発砲してきたら見つけ次第、即座に刺すという意味だ
Weapons in our hands, point blank headshot
武器は俺たちの手の中にある、至近距離から頭を撃ち抜く






