Merauder「41 SHOTS」Lyrics 歌詞和訳 1999年のアマドゥ・ディアロ事件とは?!41発の必要性‼

 

The Amadou Diallo shooting、The 41 shots incident、アマドゥ・ディアロ事件とは?──41発の銃弾が奪った命

1999年2月4日深夜、ニューヨーク・ブロンクスの自宅前で、23歳のアフリカ移民アマドゥ・ディアロ(Amadou Diallo)が警官によって射殺される事件が起きました。発砲したのはNYPD(ニューヨーク市警)のストリート・クライム・ユニットに所属する4人の警察官で、彼らは私服での巡回中でした。

ディアロはギニアからの移民で、大学進学を目指しながら働いていた青年でした。事件当夜、彼は自宅アパートの玄関先に立っており、不審者と誤認した警官らが職務質問をしようと接近。彼がポケットに手を入れた瞬間、銃を取り出そうとしていると判断した4人は、合計41発もの銃弾を発射。そのうち19発が彼の身体に命中し、即死しました。

後の捜査で分かったのは、ディアロがポケットから取り出そうとしていたのは「財布」だったこと。銃は一切所持していませんでした。

この事件は全米に衝撃を与え、NYPDによる人種的プロファイリング(人種に基づく職質)や過剰な武力行使が強く批判されました。特に、移民・マイノリティコミュニティからの怒りと悲しみは大きく、抗議運動がニューヨーク中に広がりました。

注目すべきは、発砲した警官4人全員が後に起訴されたものの、裁判は現場から遠く離れた白人住民の多い地域(オールバニ州)で行われ、最終的に無罪判決が下されたことです。この判決はさらなる抗議を呼び、NYPDへの不信感を決定的なものにしました。

事件から数年後、ディアロの家族とニューヨーク市との間で和解が成立し、約300万ドルの賠償金が支払われました。しかし、彼の命は戻らず、正義が果たされたと感じた人は多くありませんでした。

この事件は、のちに**Bruce Springsteenの「American Skin (41 Shots)」**など複数の楽曲のテーマにもなり、文化的・社会的インパクトを持ち続けています。そして、ハードコアバンドMerauderもその怒りと悲しみを鋭く楽曲に刻み込んだのが「41 SHOTS」です。

1. ヒップホップ/ラップ

ヒップホップシーンでは、この事件が起きた1999年以降、数々のアーティストが怒り・悲しみ・抗議のリリックとして作品に取り入れてる。

🔹 Dead Prez – Police State

明確なシステム批判を展開する中で、「アマドゥ・ディアロ」の名前を出して、警察暴力を直接的に批判。

🔹 Talib Kweli – The Proud

“41 bullets in your body, now you’re buried in the mud”

→ この事件を象徴的に扱い、「アメリカの警察=殺人者」という構図を描いている。

🔹 Immortal Technique – The 4th Branch

政治的ラップの代表格。ディアロの名前を出しつつ、アメリカの司法・警察の腐敗構造をラップに。

🔹 Mos Def(現Yasiin Bey)– ライブやインタビューでたびたび事件に触れている。


🎸 2. ロック/オルタナティブ

🔹 Bruce Springsteen – American Skin (41 Shots)(2000)

  • この曲はアマドゥ・ディアロ事件に直接インスパイアされた名曲
  • コーラスで繰り返される “41 shots” が心に突き刺さる。

“You can get killed just for living in your American skin.”

→ 「アメリカに生まれただけで殺されることもある」

→ 社会派ロックの名フレーズ。

この曲は当時警察組合に強く反発され、Springsteenがバッシングされるほどセンシティブな内容だった。


📚 3. 詩/スラムポエトリー/現代詩

この事件はアメリカのスラム詩人(spoken word artists)や活動家詩人たちの間でも数多く扱われてきた。

  • 詩人の Amiri BarakaSonia Sanchez らが、ディアロを象徴的存在として詩に取り上げた。
  • それぞれ、**「アメリカにおける黒人の命の価値」**というテーマに鋭く切り込んでいる。

🖼️ 4. ビジュアルアート/ストリートアート

  • ニューヨークを中心に、“41 Shots” や Amadou Dialloの顔を描いたグラフィティが多数現れた。
  • 一部のアートはその後 Black Lives Matter運動のビジュアル的土台にもなっていった。

🎥 5. 映像・ドキュメンタリー

  • 多くのドキュメンタリーで、Amadou Diallo事件は**「BLM前夜の現実」**として紹介される。
  • 映画『13th』(監督:Ava DuVernay)など、マスインカ―セレーション(大量投獄)や警察暴力を扱う作品でも言及あり。

🔚 なぜこれほど影響があったのか?

  • 丸腰の黒人青年に41発も撃ち込まれたという事実のインパクト
  • 警官が全員無罪になったことの衝撃
  • **「財布を銃と誤認」**という常套句への不信感
  • メディアでの報道が広く、怒りが一気に可視化された初期の事件

🔥 まとめ:この事件がカルチャーに与えたもの

項目 内容
キーワード 41 shots, police brutality, racial profiling, injustice
音楽 Bruce Springsteen, Dead Prez, Talib Kweli, Mos Def, Immortal Technique 他
詩・文学 黒人詩人による反抗の言葉、スラムポエトリー作品多数
アート グラフィティ、壁画、抗議アートの題材に
社会的役割 BLMの原点の一つ、カルチャーと社会運動の接点に

この事件を取り上げたリリックや詩を作ることは、ただの表現じゃなくて、社会へのカウンターでもある。

君が今構築してるリリックにも、その火種があると感じてる🔥

41 SHOTS

41 shots rang out loud

41発の銃声がけたたましく鳴り響く

4 fuckin’ pigs to bring

4人のクソ警官を動員

A righteous man down

まっとうな人間が殺られた

Like mad dogs

狂った犬みたいに

Tearing at its prey

獲物を引き裂く

The lead starts to spray

鉛玉が飛び交い始める

No time to pray

祈っている暇はない

Pop-pop-everywhere in the

パンパンと至るところで

Neighborhood

近所の

Burn people out of their homes at night

夜中に家を燃やして人を追い出す

Say that we’re a waste and up

俺たちはゴミ以下だと言われてる

To no good

ろくでもない

Just stand there wrapped

そこで包まれて、ただじっとしている

In your sheets of white

おまえの死体袋で

 

Stand united – we must defy them

団結して立ち上がれ – 奴らに抗わなければならない

41 reasons – eye for an eye

41発の必要性 – 目には目を

41 reasons – these pigs must die. 41

41発の必要性- この警官どもは死ぬべきだ。41発の

Detained just for the skin

ただ肌の色だけで拘束される

I was born in – color’s not a skin

俺が生まれたのはー色は肌ではない

You don’t know where I’ve been

おまえには俺がどこにいるかしらない

Or even care if I live

俺が生きているかどうかも気にならない

Pop-pop-everywhere in the

パンパンと至るところで

Neighborhood

近所の

Burn people out of their homes at night

夜中に人々を家から焼き払う

Say that we’re a waste and up

俺たちはクズで、してるって言いやがる

To no good

ろくでもないことを

Just stand there wrapped

そこで包まれて、ただじっとしている

In your sheets of white

おまえの死体袋で

Stand united – we must defy them

団結して立ち上がれ – 奴らに抗わなければならない

41 reasons – it’s time to rise

41発の必要性 – 立ち上がる時が来た

41 reasons – these pigs must die. 41

41発の必要性 – この警官どもは死ぬべきだ。41発の